【故障頻発】Lavie Tab TE510JAW 充電ができない!?

いつもタブレットまっくすをご愛顧頂き誠にありがとうございます。
この度のご依頼はNEC Lavie Tab E PC-TE510JAWの充電不良修理でございます。
以前にも何度かご紹介しておりますLavie Tabですが、古いモデルであるTE507JAWやTE507FAWなどの充電不良のご依頼をよくいただいておりました。
・Lavie Tab E PC-TE507JAW 充電不良修理
・Lavie Tab E PC-TE507FAW 充電不良修理
しかしながら、比較的最近のLavie Tab、特にUSB形状がType Cに代わってからさらに充電不良のお問合せが増えました。
恐らくですが、強度自体が高くなく、USBコネクタが側面側についてこともあり、充電しながらの使用等をした際にコネクタ部分に角度がつくことで力が加わり、最終的に破損といったところでしょう。
実際にどのように破損しているか確認するためにも、早速分解し、コネクタ部分の確認から行っていきます。
まずはリアパネルから分解開始


まずはリアパネルから分解していきます。
リアパネルを取り外しても、肝心のUSBコネクタはカバーがされており、姿が見えません。
また、PC-TE510JAWのUSBコネクタは基板実装になりますので、基板を取り外すためにさらに分解を進めていきます。

分解を進めていき、基板を取り出せましたら、USBコネクタとご対面です。
この状態では破損状況が確認できませんので、実体顕微鏡を使い、拡大して確認していきます。
破損状況確認

実態顕微鏡で拡大し、見てみると赤い丸で囲われた部分のハンダが全て割れております。
分かりやすく一部をさらに拡大して見ていくと…。


拡大するとよりはっきりと割れているのが分かります。
上から見た際も分かりやすいです。
全てのピンがこのようにハンダが割れているため、ぐらつきもかなりあり、もちろん充電もされません。
ここまでハンダが割れているとかなりの破損では?と思いがちですが、TE510JAWの破損状況としてはまだ軽度な方です。
重度な破損に比べればという意味合いにはなりますが…。
重度な破損になっていると…。

重度な破損の一例になりますが、こちらはTE410JAWという型番のLavie Tabのコネクタ部分の拡大写真になります。
TE510JAW同様、充電不良が多い機種です…。
赤い丸をつけた部分がパターン剝離している分かりやすい部分になるのですが、先ほどの写真と比較すると金属ピンに何かがくっついた状態でハンダが割れているように見えます。
実はこのくっついている部分がパターンになるのです。
このような状態になっていますとジャンパー処置という銅線で迂回路を作る修理が必要になります。
これ以上詳しく書くと長くなるため省略しますが、最近のLavie Tabはこのような破損が多く見受けられます。
そのため、この度はまだ軽度な破損であるというわけですね。
少し話は逸れてしまいたが、破損状況も確認できましたのでUSBコネクタを交換していきましょう。
パターン剝離についての詳細はコチラから。
USBコネクタ交換開始

基板をハンダの融点まで熱し、USBコネクタを取り外します。
USBコネクタの隣にはイヤホンジャック等がありますので、影響が出ないように適切な温度で取り外しを行います。

古いハンダを取り除き、新しいUSBコネクタを実装していきます。
こちらに合うUSBコネクタを在庫しておりましたので、サイズや形状等問題なく交換できました。
これで充電できるようになったと思いますので、元に組み上げていき、充電テストを行っていきます。
充電不良修理完了!

無事に修理完了です!
電池残量もしっかり増えていき、アンペアも安定しておりますので、元に組み上げご返却となりました。
USB部分の負担が大きいため、USBの抜き差しは慎重にする、
USBケーブルを繋ぎながらの使用や角度のつくような充電の仕方はお控えいただくことを強くお勧めいたします。
タブレットまっくすでは様々なタブレットの充電不良にも対応しておりますので、「角度をつけないと充電出来ない」「全く充電出来なくなった」などとございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
また、下記にTE510JAWの分解修理風景動画を掲載しておりますので、宜しければご覧くださいませ。
ご依頼はこちらから
タブレットまっくすエルティ932店

JR草津駅改札から徒歩1分の好アクセス。
学校帰り会社帰りにとっても便利♪
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