タブレットを大事に取り扱っていたとしても、駆動させるための要となるバッテリーには充放電の回数が定められているので、一定回数の充電と放電を繰り返すと新品時とは明らかにバッテリーの持ちが悪くなります。
初めのうちは以前よりも残量を示すパーセント表示の数字の変化が若干早くなったように感じる程度であり、不自由なく使えるため修理に出したいという気持ちにはなりません。
しかし、一度バッテリーの持ちが悪化してしまうと目に見えて早く症状が進行していくので、まだ残量が十分に残っているのにも関わらず突然電源が落ちたり、再起動が行われてしまいます。
最終的には常に充電ケーブルを繋いでコンセントから電源供給しなければならなくなり、携帯性に特化しているタブレットという製品の意義を根底から覆してしまうことになります。
過去の修理事例とお問い合わせの内容からバッテリーが劣化するとこのような症状が発生します。
・朝100%の状態で出かけて、お昼ごろには半分になっている。
・まだ残量が残っているのにも関わらず、電源がプツッと落ちる。
・残量が0の状態でUSBケーブルを繋いでも、赤ランプが点滅するだけで起動しない。
・電源投入時、ロゴループする。
・バッテリーアイコンに×マークが出ている。
・内部で膨張しており、ディスプレイや背面パネルを押し上げている。