水没・水濡れ修理

水没・水濡れ修理

submerged repair

水没復旧修理

水没・水濡れの怖さ

水による故障はとても危険です。

・トイレ、お風呂、洗面台など、深さのある水に端末が沈んでしまった

・大雨に降られて端末がビショビショになった
・カバン内でこぼれた飲み物に浸かった
・シャワーがかかった
・ペットや赤ちゃんが充電端子を舐めてしまった


など、液体侵入が原因と思われる故障全般を「水没」と呼んでいます。

水没の恐ろしいところは、基板が故障する確率が高いことです。
タブレットの故障で多いのは、ディスプレイ割れや充電不良ですが、これらは一時的に端末が使えなくなることはあっても、端末内で基板は生きていることがほとんどです。
故障したところさえ直してあげれば、中のデータもそのままで使うことができます。
しかし、水没では真っ先に基板が壊れてしまうことがあります。
重度の基板故障になるとそれ以上の修理は難しく、内部データのバックアップもできないことが多いため、それを防ぐための適切な対処をする必要があります。

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端末内に入り込んだ水分

水没のときやってはいけないこと

タブレットが水に濡れてしまい、異常な動作をしはじめた。
こんなとき、まずはどうするべきでしょうか?

・端末を振る
・とりあえず充電して、動作が改善するか試す
・とりあえず電源を入れたり切ったりしてみる

・乾燥剤と一緒に密封して数日間様子を見る

といった選択肢が思い浮かぶかもしれませんが……
上に挙げたのは全て、やってはいけないことにあたります。

端末内に水が浸入した状態で激しく振ると、水滴が中で動き回り、故障箇所が増える原因になります。

端末に電気が流れている状態にすると、浸入した水で予期せぬ箇所にショートが起こる原因になります。

水没端末を放置すると、中で腐食(錆び)が広がっていきます。基板上のコンデンサや端子、ICチップ等がダメージを受けてしまいます。

「乾燥剤を入れてしばらく放置してみたが直らなかったので」修理店に持ってきた、というお客様は多くいらっしゃいます。
そうして持ち込まれた端末は、数日間放置している間に基板上の細かなパーツは腐食でボロボロになり、復旧が難しくなってしまっているのです。

腐食によりサビの進行したコンデンサなど
ショートしてぼろぼろになったコネクタ

中の水分が乾燥しても、水に溶けていた不純物や塩素は残り、腐食は進行していきます。
また、最近発売された端末や防水機能をもっている端末は密封性が高く、中の水分は数日間放置した程度では乾きません。

水没復旧はスピードが命です。
動作がおかしい!と思ったときは、急いで電源を切り、可能な限り早く、できれば当日中に、端末が濡れたままの状態ででも持ってきて頂くくらいがベストです。
急いで持ってきて頂いた端末は、分解すると中から水がいっぱい出てきたりするのですが、そういう端末はむしろ復旧率が高いのです。

水没復旧の作業内容

水没端末が持ち込まれた場合、まずは端末を分解し、侵入していた水分をふき取って基板洗浄を行います。
アルコール洗浄で、基板上に侵入している水分と、水に溶けていた不純物を取り除くのです。
洗浄・乾燥が済んだら基板の状態をチェックし、データバックアップ可能な状態である確認が取れたら、必要な作業・交換部品を調べてお見積りをお出しいたします。
水没故障は、事例一つ一つで端末の状態が大きく異なるため、正確なお見積りは端末の分解点検後にお出しする形になります。

水没復旧はデータを取り出すことを目的とした修理です。
データバックアップに必要な機能以外に不具合が残る可能性がございます。
また、一度復旧してもその後の動作保証はございませんので、復旧後は速やかに大切なデータのバックアップをお勧めいたします。

水没復旧

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