LAVIE Tab T12 T1295/DAS 正常に充電が増えない【バッテリー交換修理】
長時間充電をしても、一向に残量の増えない「LAVIE Tab T12 T1295/DAS」
今回は長時間充電器を刺していても、一向に充電残量が増えなくなってしまった「LAVIE Tab T12 T1295/DAS」のバッテリー交換修理事例のご紹介です。
まずは店頭にて動作の確認を行います。
表示やタッチに問題は見られませんが、お客様のご申告の通り「1時間充電をしても5%程度しか充電が増えない」という症状が確認されました。
念のため、充電口の破損を疑ってUSB回路のテストを行いますが、流れるアンペアに問題はなく、回路の断線も見受けられません。
まだ断定できる状態ではありませんが、早速バッテリー交換を試していきます。

画面を剥がします
こちらは画面から分解を行う機種のため、まずは画面を剥がす必要があります。
ヒートマットとヒートガンを併用して、画面を予熱して、内部のテープの貼り付きを弱くします。
熱を与えすぎると液晶ヤケが発生するため、十分にコントロールして行います。

画面とフレームの隙間に柔らかいカードを差し込んで、端末を傷めないように慎重にテープをカットしていきます。

全体が剥がせたら内部のケーブルに気をつけながら優しく画面を持ち上げます。

画面を手前に逃がした状態で、各種コネクタを固定している金属の蓋を外します。

作業中のショートを防ぐために、バッテリーコネクタを最優先で外します。

続けて、ディスプレイコネクタを外したら、画面の取り外しは完了です。

古いバッテリーを剥がします
次に、バッテリーを本体から取り外していきます。
まずは、バッテリーの上を走っているケーブルを外します。

順番が前後しますが、フレームと画面に残ったテープを全て剥がして清掃しておきます。



バッテリーの下から伸びている黒いタブをつまんで、下方向に引き抜きます。
(バッテリーを固定しているテープです)

これでバッテリーの取り出しは完了です。

新しいバッテリーの動作確認をします
症状の原因を調べるために、新しいバッテリーを基板に仮接続して動作の確認を行います….
すると正常なスピードで充電が溜まりだしました!
どうやら今回の不良原因はバッテリーの劣化だったようです。

引き続き充放電のチェックを行って動作に問題がなかったので、元通りに組み上げていきます。
元通りに組み上げます
新しいバッテリーをフレームに両面テープでしっかりと固定して、スポンジなど必要なパーツを古いバッテリーから移植します。その他パーツも元通りに組み上げたら、フレームに強力なテープを施工して、画面を貼り付けます。

画面をしっかりと圧着して、充放電の最終チェックを行います。

無事に修理完了です!
最後に、内部の動作確認をできる限り行って無事に修理は完了です!

この度もタブレットのバッテリー交換のご依頼を頂き誠にありがとうございました!
今回のような症状が見られる場合は、下記のように複数の原因が考えられます。
「バッテリーの劣化」「バッテリーの故障」「充電口の故障」「メイン基板の故障」「充電器の故障」etc
一見すると同じような症状でも、原因によって修理内容や費用が大きく異なるケースがあります。
もし、同様の症状でお困りで修理をご検討中の場合は、お電話での簡易的な診断、店頭でのより詳細な診断が可能となっておりますので、まずはお気軽にご相談頂ければ幸いです。
作業の詳細
メーカー名 | NEC |
シリーズ名 | LAVIE Tab |
機種名 | NEC LAVIE Tab T12 T1295/DAS |
故障内容 | 充電が1時間に5%ほどしか増えない |
作業内容 | バッテリー交換 |
作業時間 | 約90分 即日対応可能 ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
修理店舗 | [東京]代々木駅前店 |