アイリスオーヤマ TE10D1M64 充電ができない症状の修理
アイリスオーヤマ TE10D1M64の充電が全くできなくなった
今回はアイリスオーヤマから発売されているタブレット「TE10D1M64」の充電不良修理事例のご紹介です。
店頭で拝見してみると内部のコネクタが潰れて、充電ができないのも納得の状態になっていました、、
早速分解して内部の確認から進めます。

裏蓋を外して内部を確認します
早速裏蓋を外して内部の状態を確認します。
これはよくある中国製の格安タブレット、通称「中華タブレット」と同様の作りをしていますね。
しっかりとしたフレームは存在せず、ほとんどの部品は画面に直でテープ固定されたり、ネジ止めされています。
さて、USB充電口パーツはマザーボードに実装されているので本体から取り外していきます。

基板はこの部分です。
まずは安全の為にバッテリーを外して、基板を固定している上部のネジやケーブルに張り付いている固定用のテープを剥がしていきます。

USB部分の交換修理を行います
基板を外してUSB Type-Cの充電口部分を再度確認します。やはり、ピンがぐちゃぐちゃに潰れていますね、、

根本のパターン剥離などは無かったので今回はUSBコネクタパーツの交換でなんとかなりそうです。
早速該当箇所をプレヒーターとヒートガンで熱してはんだを溶かしていきます。
※念の為、熱を加えたくない箇所はカプトンテープで保護しています。

USBパーツの取り外しが完了したらはんだの乗っていた箇所のスルーホールや各種パターンを清掃します。

古いはんだが除去されてピカピカの状態になりました。
これで下準備は完了です。

新しいパーツを実装します
左側が新品のパーツ、右側が取り外した破損パーツです。
中華タブレットは様々なコネクタ形状が使用されていますが、当店では多種多様な形状のUSBパーツを常時取り揃えていますので柔軟にご対応が可能です。

はんだゴテで丁寧に作業を行いしっかりと実装が完了しました。
USB Type-Cの中ではピンの数も少なく、比較的簡単な作業でした。

修理完了です!
全てのパーツを組み直して充電器を指したところ無事に充電のアンペアが流れ出しました。
電源を投入後の動作も問題が無かったのでこれで修理は完了です!

今回もタブレットの充電不良修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました!
当店では普段から様々な中華タブレットの充電不良修理を承っております。他の修理店に問い合わせたら「部品が無いので対応ができない」「経験のない機種なので受付できない」と言われた場合でもまずは諦めずに当店にご相談下さい。
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