MacBook
バッテリーの膨張してしまった「MacBook Pro Retina (A1398)」
今回は内蔵バッテリーが膨張してしまった「MacBook Pro Retina (A1389)」のバッテリー交換修理事例のご紹介です。
まずは店頭にて端末の状態を確認します。
各種動作に問題はありませんが、裏蓋がバッテリーに押し上げられ、少し丸みを帯びてしまっている状態です。
このままではキーボード側にも影響が出そうな危険な状態のため、早速交換を行っていきます。

バッテリーを取り外せるところまで分解します
まずは本体裏側のネジを外し、裏蓋を取り外します。
固くはまっているため、ヘラを使いながら慎重に行います。

無事に外せたら内部のバッテリー状態を確認します。
少し横から見てみると、バッテリーが大きく膨れ上がっていることがわかります。

バッテリーを取り外します
膨張していることがわかったので、早速交換をしていきます。
まずは安全に作業を行うために、バッテリー端子を最優先で外します。
次にバッテリーの上を走っているフレックスケーブルも外します。

バッテリーが膨らんだことによってできた隙間に、カーボン製のヘラを差し込んで本体から剥がしていきます。

無理に剥がしてバッテリーを変形させると発火する恐れがあるため、貼り付きの強い箇所には適宜アルコールを注してテープを弱めながら作業します。

新しいバッテリーを取り付けて、動作の確認と組み上げをします
無事にバッテリーの取り外しが完了したら、フレームに残っている古いテープをすべて清掃して、新しいバッテリーを取り付けて一旦組み上げます。

裏蓋を閉める前に一旦電源を入れて新しいバッテリーの動作を確認します。
純正と同様の容量が表示され、各種動作も問題がなければ本組みを行います。

最後に裏蓋を閉めたら修理完了です!
動作に問題がなかったので、バッテリーを新しいテープで本体にしっかりと貼り付けて、裏蓋を閉めます。
組み上がったら最終の動作確認をしっかりと行って、問題がなければ無事に修理は完了です!

この度もバッテリー交換のご依頼をいただき誠にありがとうございます!
MacBookでバッテリーが膨張すると、多くの場合、次のような外観の変化が見られます。
・キーボードトップが浮き上がって湾曲して見える
・本体裏側のカバーが歪んでいる
このような症状が確認できる場合、内部のバッテリー膨張が疑われます。
放置するとさらに状態が悪化する可能性もあるため、当店のような修理店へ一度ご相談いただくことをおすすめいたします。
お困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
作業の詳細
メーカー名 | Apple |
シリーズ名 | MacBook Pro |
機種名 | MacBook Pro Retina (A1398) 15-inch Mid 2015 |
故障内容 | バッテリー膨張 |
作業内容 | バッテリー交換修理 |
作業時間 | 約90分〜120分 即日対応可能 ※予約状況・部品在庫によって前後します。 |
修理費用 | 要お問い合わせ |
修理店舗 | [東京]代々木駅前店 |